2010年6月2日水曜日

大事な本


昨日の朝、お友達に渡そう思っていた本を探していた時の事☆どこからともなくぽろっと落ちてきたのがこの本でした。懐かしさに思わず「あ~この本!」と声を出してしまいました。

メーカーで働いていた新入社員の頃、私の仲の良い同期の子が所属していた隣の課には派遣社員の年上の女性がいました。とても落ち着いていて面白くて優しくて、仲良しの同期がいたこともあって、一緒に食事をしたり、とても良くしてもらっていました。なんだか安心させてくれるお姉さん的な存在で、私も大好きだったのを覚えています。

ある日彼女が会社を辞める時、「あきちゃんには、この本読んで欲しくて」と手渡されたのがこの灰谷健次郎の「兎の眼」という本でした。

知っている方々もいると思いますが、実はこの本、教師を目指す人のバイブルと呼ばれていた本だったらしく☆あと後気がついたんですけどね。

小学校の新任女教師が、問題ある学校、生徒、環境から、様々なことを学び、成長し、本当の教育とは何かを見つけてゆく。。。みたいな本なんです。

当時はとても嬉しかったのと同時に「なぜこの本をくれたのかな~」と思っていましたが、読み終わった後の感動といったら☆その時、渡された時の言葉をもう一つ思い出しました。「あきちゃん純粋だからいいと思って」

あれからうん十年、ごめんなさい。。。今はすっかり汚れてしまいました。。。。。(^-^;;)

冗談はさておき、その本には、今現在子供たちを小学校に通わせている母親として、私が「教育現場がこうあって欲しい」と願う形が描かれていました。

今年からは「脱ゆとり」ということで、創立記念日や、学校公開日の振り替え等がなくなり、授業数も増えていくそうです。

政権も混迷を増している現在、教育現場もどう変わっていくかわかりませんが、「国づくりは人づくりから」良い人材が育てば、会社は栄えるのと同じ。すべての子供たちが良い教育を受けられる環境が出来てくれることを願っています☆



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